他人の目
他人の目を気にしすぎて動けなくなる。
そんな経験ありませんか?
少なくとも私はとても"他人の目"を気にするタチです。
ただ最近は、何をしたとしても
"他人は他人でしかなくて、最後は自分がどうしたいかが大事"
ということを色んな経験や人と話していて感じています。
そんな抽象的なことを、物語を通して浄化していく様が読み取れるのがこちらの書籍。
『うつくしい人』西加奈子著
〜あらすじ〜
他人の目を気にして、びくびくと生きている百合は、単純なミスがきっかけで会社をやめてしまう。発作的に旅立った離島のホテルで出会ったのはノーデリカシーなバーテン坂崎とドイツ人マティアス。ある夜、三人はホテルの図書館で写真を探すことに。片っ端から本をめくるうち、百合は自分の縮んだ心がゆっくりとほどけていくのを感じていた-。
引用元: ( https://www.amazon.co.jp/うつくしい人-幻冬舎文庫-西-加奈子/dp/4344417224/ref=mp_s_a_1_43?dchild=1&qid=1629986824&s=books&sr=1-43#productDescription_secondary_view_div_1629986864358 )
この本を読んでいると、
内側にある感情的な自分が疼くのが分かるくらい、心の奥底までもドンドン揺さぶられる、そんな新感覚が味わえた気がします。
この本の主人公が、2人の男性と出会ったことでみるみる変わっていく様子は読者にとっても爽快感が味わえるような一冊。
私も他人の目を気にしすぎて、しんどくなることがよくあります。作中の2人のちょっと変わった男性との出会いが、主人公にとってのスパイスになったことが、やはり最近の私の感覚に近いところかなと、勝手に思ってみたりするのです💭
色んなジャンル、色んな著者の方々の想像力に今宵も感情が揺さぶられたのでした。
それでは、また。