終戦の日
76年前の今日。
終戦の宣言が発された…。
戦時中から戦後の祖母の話を、夏になるとよく聞いていました。
祖母のお父さん(私の曽祖父)が戦地で
亡くなってしまったこと。
その後の祖母と曾祖母は二人で頑張って生活してきたこと。
戦争孤児として、社会の中で差別を受けて生きてきたこと。
きっとその時代に生きてきた人たちは、みんな同じ状況だったのかもしれない。
祖母だけが特別というわけではなく。
いま多くのモノに恵まれていることが普通だと
思っている私からすると、
祖母のその体験を直接聞くことは
『戦争は二度と起こしてはいけない』と
強く感じます。
だからこそ、沖縄のガマや広島の原爆ドームなど、
今も残されている戦争の痕跡を直接見たときには
本当に、生活に身近なところに人間が開発した恐ろしい武器が
大多数の人間を死なせたのだと、心がきゅっと苦しくなりました。
こうした記憶が、痕跡が、記録が、
いまの発展した技術で情報を取れるようになりました。
自分から知ろうと思えば、いくらでも”情報”を得ることはできる。
しかし、その時代に生きた人の感情は、直接体験した人しか知りえない。
今後もどんなに技術が発展しようとも、その感情については直接聞いたり、
自分がその場に赴いて肌で感じたり、”情報”だけでは得られなかった部分が
見えてきたりします。
いわゆる、『百聞は一見に如かず』というやつです。
しかし、”情報”を得なければ、”一見”の意味がないのです。
今日(8/15)は何の日なのか
なぜ戦争の痕跡を残す必要があるのか
などなど、上に挙げた場所の持つ意味が理解できません。
次回、”情報”をいかに使いこなすかがカギとなる、
いまの情報社会を生き抜き方が分かる書籍を紹介します!
お楽しみに☺
それでは、また。