”思いやり”ってなんだろう?
今回は、以前に紹介していた本の感想を。
タイトルのごとく「思いやりってなんだろう?」と思ったのが、この書籍の感想です。
その理由は、”誰か”の為にすることは
本当に、その”誰か”の役に立っているのだろうか?と思ったからです。
当書籍には…
誰かのために○○しよう、と思ったことを
その感情に従わずに○○をしなかったとする。
↓
それは『自分への裏切り』であり、つまり『自己欺瞞』である。
↓
すると、自己正当化するために周りを責め始める。
「なんで周りがしないんだ。」
「私は、それをしようと考えたのに。」
↓
周囲も同様に思っている…
という話を様々な例を用いながら、説明してくれる。
そんな内容でした。
では、この負のループを脱するには、どうすればいいのか?
『自分の感情を尊重すること』
『他の人々に抵抗することを辞めること』
大きくは、この二つをやると良いとのこと。
ここで、タイトルの疑問。
【”思いやり”ってなんだろう?】と、ふと思ったのです。
どんな職業でも”思いやり”は必要だと思うのですが、
果たしてそれは”自己満足”になってやしないかと。
「思いやり」を辞書で引くと、「他人のために気遣ったり同情したりする気持ち。」と書かれています。
どこかで聴いた、ある言葉。
『誰かのためにやっている、ではなく、自己満足でやっているの、と言った方が
誰も気にせず、厚意を受け取りやすい』
思いやりも、自己満足で終わってしまうのも、紙一重。
今日も、今日とて、オリンピックの話題が盛んで
柔道の礼に始まり、礼に終わるという”思いやり”も素敵ですよね。
それでは、また。